私は借金癖のある人間だった

2018年3月31日

息を吐くように借金を

それでは、以前の私の話をしましょう。
今思えば、私は学生の頃から借金をしていました
(この頃のお話は、こちらでもお話しています)。

大学生の時に通っていた街は、いわゆる「学生の街」で、
学生でもカンタンに担保なしで貸してくれる学生ローンとか何軒かあったんですよ。

私は系列校、つまり付属校からの進学組だったので、
同じ付属校上がりの友達は、先輩達の情報もあって。
街の細かい部分まで知り尽くしている連中もいました。

そんな友達から「学生ローンで借りてきた。ナンパしに行こうぜ!」
なんて話をされると、「金ないな・・・じゃあ、オレも!」
ってなカンジでした。

一時期、合コン週3とか週4とか(笑)。
バイトしてるか渋谷か六本木で遊びまくりとかしていた時期ありましたね。

合コン三昧の日々

借金に何の抵抗も感じていなかったあの頃

お恥ずかしい話ですが、
借金をすることに何の抵抗も感じていませんでした。
世間知らず以外の何者でもないんですけどね・・・

金額的には30万円ぐらいでしたが、
利息ばっかり返済していたような記憶があります。

「利息さえ払っておけば問題なし!」
なんてこの頃から言っていましたから。

確か、卒業真近まで完済できなかったんですよね。
その頃から多重債務者みたいな業者との付合い方をしていたんですネ。

同時に、「○井の赤いカード」も持っていました。
今は違うと思いますが、

その頃は未成年でも赤いカードは作れたんですよ。

高校時代にも赤いカードで、デザイナーズブランドを
カードで買っていた同級生がいた記憶があります。

学生ローンの他にカードショッピングやキャッシングも

ショッピングはもちろん、キャッシングも出来ました。
限度額は合わせて30万円だったと思います。

当時は、バイトでもそこそこ稼いでいましたが、
かなりお金を使う生活をしていたので、
キャッシングも活用してました。

限度額ほぼいっぱいに借金をしていましたんで、
すでに60万円の借金です。

学生ローンの方は卒業までに完済しましたので
借金は30万円程度までに減っていましたが、
「こんな感覚」の飯社会人になってしまった私でした。

以上、学生時代のお話でしたが、ご覧のように、
以前の私は完全に借金を借金と認識していませんでした。

キャッシングする男

自覚するところから始めてみる

でも、こんな人結構いるんですよ。
いいオトナでも。いや、マジで。

例えば、新しいカードを作って限度額が50万円としたら、
「アレ?なんか知らないけど50万円の貯金があるぞ!」
って無意識に錯覚してしまう人。

もちろん、理屈ではわかっていても、
どっかにそういった意識が。

心当たりがある、笑えない方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
やはり、こんな考え方は捨てるべきなんですね。

考え方を変えるのはたやすい事ではないですが、
少なくとも、自分はそんな価値観を持っている
ということを自覚してほしいです。

自覚することで、自分を変えるきっかけにして頂きたいと思います。

以前の私はこういう体たらくでしたが、今は借金に関してはかなり慎重になっています。

きっと本質的には変わっていないが・・・

多分、本質的には以前の自分と変わっていないのだと思います。
しかし、「自分は油断するとかなりの浪費家に戻ってしまう」という自覚があるので、
その認識が無意識にストップをかけているのだと思います。

やっぱり怖いですから、今でも借金をするのが
今ではクレジットカードも持っているしキャッシングもすることは可能です。
でも、クレジットカードはガソリンやETCカード、ネットの毎月課金で使うぐらいです。

カードショッピングや食事代をカードで払ったりはしません。
ネットショッピングもデビットカードを使います。

キャッシングはもうしていません。可能な限り借金はしないようにしています。

借金はもうしたくありません

長い目で見れば、よかったのかもしれない

多重債務を抱えて任意整理をしたこと。

この経験はそれなりに失うものあり、お金や自分の怖さも知り、
そして救われています。任意整理前の1年ぐらいは、
それは辛いもので、思い出したくないし二度と経験したくありません。

ただ、今思えばですが、あの頃の経験は、
長い目で見れば必要なことだったのかも知れません。

今はなんとなくそう思っています。

あの頃だったから「あの程度」で済んだのかもしれません。
今だったら、もっと悲惨なことになっていたかもしれません。

自分の行動を振り返ってみて

普段の自分のお金の使い方を振り返れば、
自分はどのタイプの人間かはわかるはずです。

もし、自分が収入関係なく湯水のように
お金を使いたいタイプだとしたら、
そんな自分が危険だと感じたら、
そういう自分を自覚することを元多重債務者からオススメします。