個人信用情報開示を体験した
個人信用情報は自分で開示できます
「任意整理によるデメリットは?経験者は語る」や「すでにブラックに載ってたら?それは債務整理の良いキッカケ」にあるように、任意整理をすればブラックリストに名前が載ります。
この情報を「異動情報」とか「事故情報」とか言いますが、自分で確認したくありませんか?私は確認したくて実際に閲覧しに行っていました。このページではその時のレポートを掲載します。
もう結構前のものなので、現在とは機関や閲覧方法が異なる場合があります。詳しくは各個人信用情報機関のHPで各自ご確認ください。
ここからが体験レポートです
有給取って個人信用情報開示へ
6月26日。東京は浜松町。
梅雨の合間、曇り空だが蒸暑い。今日は、有給を取って個人信用情報の開示に来た。JR山手線浜松町駅の改札を出た。 駅を出るとそこは浜松町貿易センタービルだ。思わず見上げてしまう。高いよね。
う~ん、ちょっと緊張するかも。別に悪いことするわけじゃあないし何てことないと聞いてきたが、やはり緊張する。何でもそうだが、未知の体験をする直前は緊張するものだ。
事前にネットで場所を調べて地図をコピーしてきたので、それを見ながら目的地を目指す(だいたいこのあたりでした)。
JDB到着!
まあ、そんなこんな5分ぐらい歩いただろうか、目的地に着いた。
『(株)ジャパンデータバンク』。ここが目的地だ。まあ、よくあるテナントビルだ。
古くも新しくもないが、1階は薄暗くて狭いってところもよくあるパターン。
ここは、全国信用情報センター連合会の施設らしい。ここで全国信用情報連合会加盟業者と、テラネット加盟業者との取引情報を照会出来るそうだ。殆どの消費者金融はこの二つのどちらかに加盟しているそうだ。オフィスと開示室は別建物にあって、当然開示室へ向かう。オフィスには用はない。テナントビルの2Fにあるので、エレベーターへ向かう。エントランスにいる警備員と目が合う。
「情報開示ですか?」
「は、はい。」
「では、コレに記入して身分証明になるものと一緒に持ってきてください。」
渡された紙には『信用情報(全情連・テラネット)開示請求書』と書かれてある。
これに、氏名・住所・生年月日・電話番号・押印(サインでもOKですが、できれば三文判で大丈夫なのでハンコは持っていった方がいいです)、そして開示請求理由と誘導元を記入し、再度窓口へ。
本人確認をしたら、「アチラの部屋で少々お持ち下さい。」と別室へ。
開示室へ
確かに、半年近く前に引っ越した。
《ナンだよ、引越しちゃいけねぇのかよ!》
と心の中でケンカ腰。今思えば、緊張していて動揺してたんだろう。
「はい、半年ぐらい前に引っ越しました。」
「前の住所、覚えてます?」 《ハハン、住所を聞く気だな?》
「多分・・・覚えてると・・・」
「教えていただけますか?」 《知ってんだろ?》
「えーっと、○○の××だったかなぁ」
「はい、わかりました。」
取引情報の住所と現住所が違っていたため、確認に来ただけのようだった。
開示書とご対面
オジサン、数分後に再度登場。やっと席に座る。これから始まるようだ。初めて見た書類も持っている。書類を渡された。透かしの入ったような4枚綴り。1,2枚目は全情連加盟業者との取引記録、3,4枚目はテラネットとの取引記録だった。書式が違うのだが、記されてる内容自体は同じだ。
ここには何も記入されてない。ということは、テラネット加盟業者との付き合いはなかったということだ。一通り目を通したら、オジサンが口を開いた。
「何か不明な点はありますか?」特に無かったので「特に・・・」と。
肩透かし・・・
そしたらオジサン「では」と戻ってしまった。
《帰っちゃうのかよ!》
随分アッサリしてんじゃん!
隣の部屋では、係の人が色々説明している声が聞こえる。確か、僕が入室した時から話していたっけ。まあいい。自分にはどうでもいいこと。
そして、なにか肩透かしを食らった気分でビルを出た。緊張していた自分がバカみたいだ。ここにはもう用はない。特別居心地が悪いわけではないが、できれば長居はしたくない。さっさとJDBは後にした。
暫く路上で開示情報を眺めていたが、記されていることが変わるわけでもない。自分で返済しているのである程度は状況は把握していたし。
そんなことを思いながら浜松町駅へ向かった。
3次会感覚で銀協へ
随分アッサリ終わってしまったので、何だか物足りない。
なぜ、そんなこと知っているかというと、最初は全国銀行協会ビルに入って「信用情報センターはドコですか?」と警備員に聞いたからだ。
「隣です。」
という若干冷たげな返答。顔を赤らめながら隣へ。 1Fフロアだ。
いざ開示へ
扉を開けると、さっきのとことは違い、なんか明るい感じ。 明るいって言うか、普通のオフィスのようだ。 そして、カラオケボックスのようなカタチの受付へ。
すると、今度は中年のオバチャンが対応してくれた。「情報開示請求ですか?」二度目なんで慣れたもんだ。
すると「では、ソコの券売機で券を買ってください」《なんだよ、ここは松屋じゃないだろ?ってか、金取るの?》
さっきは無料だっただけに、思わず出てしまった。
まあ仕方ない。500円を投入して券を発行し、請求書に記入。 待っている間、個人業者らしき人がひとり来た。 実際、個人業者かどうかは知る由もないが、そんな風の人。だって、キッチリしたカジュアルに高そうなブリーフケースを持っていたから。
個人業者さんにとっては、まったくもって余計なお世話である。
そうこうしているうち、さっきのオバサンがやってきて、フロア内にあるガラス張りの小さな部屋へ案内された。言い忘れたが、ここでは銀行系消費者金融と今回は行けなかった『CIC』の情報も開示できた。 内容的にはさっきのところと同様だ。
Q社だけ関係があったのは知っていた。 ただ、ここは実質上延滞はない。なぜなら、整理後、残額一括で完済している。 よって、事故情報はない。コチラのオバサンは、丁寧に色々説明してくれたが、殆ど覚えていない。わかっていたことが記録上で確認できたことにホッとしていたからだ。
オバサンは「よかったら念のためにCICさんに出向いてみてはいかがですか?」
なんて親切にアドバイスしてくれたが、時間もなかったし、疲れたし。
「いや、また日を改めて行ってみます」。
オフィスに入ってから、ものの10分ぐらいだったろうか。ここもアッサリ済んだ。
しかし、それなりの充実感を感じて地下鉄大手町駅へ通じる階段を下りた。
券売機で券を買ったので、帰りに最寄り駅の松屋で牛丼でも食って帰ろうと考えながら。
本日、時間切れ
こんなカンジです。
そして、必ずしも本人でなくとも、例えば配偶者とかでも開示はできるようです。詳しくは、各HPから確認してみてください。