ヤミ金のところで、ヤミ金から借りたお金は返済しなくても
良いなんて話をしました。

それは民法708条の不法原因給付の話だったわけですが、その話の元と
なる民法90条の公序良俗違反と絡めて解説が必要だと思いますので、
ここで解説させて頂きます。

取引が無効等になると「元」に戻す必要がある

やはり法律の話になって恐縮なのですが、法律上でなした取引行為が
何らかの理由で取消しや無効になった場合、それぞれが返還請求を
することができます。

例えば、車なんかを購入した場合ですが、購入後、代金の支払いと車
の引渡しが済んでいたとして、購入者が何らかの法律上正当な理由で
この取引を取消したとします。

当然、車は返還しなければなりませんので、購入者は返しました。
また、代金もディーラーから返還請求できます。
ディーラーも取引が取消されたので、お金を受け取るいわれはあり
ません。つまり、この利益は不当なものです。だから、「返してく
ださいよ」と請求できるのです。

これは民法703条の「不当利得の返還請求」と言うところが根拠になる
のですね。過払い金の返還請求も、ほぼこの理屈になりますので詳しく
は、「過払い金返還請求の根拠とは」、
でどうぞ。

これが原則です。

不法原因給付と公序良俗違反

この例外が前出の民法708条です。
つまり、公序良俗を犯すような者は、例え無効になっても法律の保護に
よる返還請求は認められないないとされるのです。公序良俗違反の取引
は無効と規定されているのが民法90条ですが、この公序良俗違反とは
例えばどんな事例があるのでしょうか?

公序良俗違反の事例

よく言われるのが、妾(めかけ)契約、つまり、愛人契約ですね。
愛人契約料として女子大生に支払った100万円、これは、90条違反として
無効になりますが、支払った金持ちのオヤジは100万円返せとは言えません。

裏口入学で親が学校に支払った1000万円、無効ではあるのですが、子供が
その学校に入学できなくても、その親は法的に返還請求が認められません。

麻雀での賭博行為の場合の金銭の取引でも同じです。
ここに、闇金融の貸付けも入るようなのですね。

このように、ヤミ金から借りた貸金契約はそもそも無効なので、法外な
利息を支払う必要はなし、さらに、借金も返還する必要はなしというと
いうことになるのです。

もちろん、「悪用」はいけません。
それはそれで話は変わってくるので注意してください。

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