約款には個人情報や信用情報など、規約が記載されていますが、その中には、ちょっと耳慣れないような言葉も記載されています。

その中に「期限の利益の喪失」という言葉があります。直接この言葉が使われているかはわかりませんが、HPだったら、どこかには必ずこの「期限の利益の喪失」という言葉が使われていると思います。

ここでは、この「期限の利益の喪失」についてご説明しましょう。

「期限の利益の喪失」とは

これは法律用語でして、民法に規定があります。

民法137条 期限の利益の喪失

次に掲げる場合には、債務者は、期限の利益を主張することができない。
一 債務者が破産手続開始の決定を受けたとき。
二 債務者が担保を滅失させ、損傷させ、又は減少させたとき。
三 債務者が担保を供する義務を負う場合において、これを供しないとき。

ちょっとわかりづらいと思いますので解説します。
民法137条にあるように、基本的には債務者は「期限の利益」というものを持っているのですが、一定の場合にはそれを失うということです。では、その利益って何なの?という話なのですが、、債務を履行しなくて済む、という利益なんですね。

期限の利益とは何借金をすると、借りてすぐに返さなければならないということはありません。

返済するまでは、必ず時間的猶予があるはずです。返済期日があります。

その返済期日までに一定額を返済していけばいいのですが、その時間的猶予は、債務者にとって、利益であると考えるのです。返済期限が来るまでは利益、まさに「期限の利益」ですね。

この期限の利益を失うということは、返済期日に関係なく、返済を迫られるということです。本当は月末が返済期日なのに、期限の利益を失った債務者は、15日に返済を迫られても、返済しなければなりません。
民法137条には、そういうことが規定されているのです。

期限の利益の喪失約款とは

実は、ここでは民法137条のことを説明したいのではなく、「期限の利益の喪失約款」というものを説明したいのです。民法137条は、期限の利益を意味を知って頂くために持ち出したもの。

期限の利益の喪失約款とは、当該キャッシング契約において、債務者が期限の利益を喪失する場合を約款にて定めたものです。利用者がこんなことしたら、あなたは期限の利益を失うよ、というものです。

期限の利益の喪失約款の実例

貸金業者のHPで、期限の利益の喪失約款の実例を探していましたら、すぐに見つかりました。

これは、約款に記載されているものではなりませんが、用語解説としての記述がありました。HP上にはなくとも、契約書には記載されているのでしょう。○コムです。リンク貼りますので、リンク先で確認してみてください。期限の利益の喪失ってどういう意味ですか?

こういうことは、殆どの利用者が知らないと思います。約款をちゃんと読んでいても、です。約款については、たとえ、意味がわからなくても目は通してほしいといいましたが、そういうことなのですね。目に入れば、「何これ?調べてみようか」となる人だっていることでしょうし。

繰り返しますが、イザそんなことになっても、「知らなかった」では済みません。それは、ちゃんと読まないのが悪いということになるのですから。

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