債務整理は、「債務整理とは」でお話している通り、借金を整理して返済しやすくようにし、残りの残債務を返済する借金返済方法になります。

「借金を整理し返済しやすく」とはいくつかあるわけですが、最たるものは「借金減額」です。これが大前提。

で、この借金減額ですが、そもそもそんなことってできるの?と思われる方も多いかもしれませんね。借金減額というとディスカウント?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そういうわけではなく、「整理したら結果、減額になった」というイメージです。

そんな借金減額方法のメカニズムについて話したいと思います。

では、より分かりずらい、任意整理の借金減額のパターンで、
その理屈を解説します。

借金減額のカラクリとは

事例で解説していきますね。

利息制限法という法律が重要な役割を担いますので、一度ご確認頂いてからどうぞ。

Aさんが、利率20%で100万円の借金をした。

利息制限法1条で100万円の場合は利息の利率は15%ですから、5万円は超過分であり無効となります。ここまでを図にしたのが下。

借金減額のメカニズム-利息制限法1条1項

これはこれでいいとして、超過無効分の5万円の利息はすでに支払っています。どうしたらいいでしょうかね?

ここで追い打ちをかけるように、「任意で支払った利息であれば返還請求できない(旧1条2項)」ことになります。どういう意味かというと、任意(債務者自身の意思という意味合いですかね)で支払った利息は「無効利息なんで返してくださいよ」と言ってもダメ。帰ってこないということです。

なんかも、,ムチャクチャな法律ですが、実際、稼働していた法律です、結構最近まで。で、ムチャクチャなんで、昔、案の定、「なんとっかならないの?」と訴えた人がいました。時の最高裁判事たちはこんな法律構成を考えたんですね。

「利息制限法超過分は元本の超過分である」

と。

民法491条1項
債務者が一個又は数個の債務について元本のほか利息及び費用を支払うべき場合において、弁済をする者がその債務の全部を消滅させるのに足りない給付をしたときは、これを順次に費用、利息及び元本に充当しなければならない。

だから、この場合でいうところの超過分5万円は、民法491条(法定充当)により元本に充当されるとしました。超過分の5万円は元本の充当にまわり、元本は95万円に減ったということになります。

この話を図にするこ、こう。

借金減額のメカニズム2

この場合は、1年間で5万円の減額が可能だったわけですが、多重債務なんて、踏ん張って踏ん張って何年も返済し続けるのが常です。仮に5年間同じ状態を続けていれば25万円です。

さらに、これは1社の話であり、複数の債権者も同じ状態であれば・・・

結構な額になることがお分かりだと思います。

20%の利息を支払う度に超過分は順次元本に充当され、どんどん「借金」は減ることになりますから。

このように利息の超過分とは考えないですから、
利息制限法1条2項(旧法)は回避したことになります。


高金利で期間が長ければ長いほど、 債務整理をした時に借金が減り、場合によっては過払い金が発生する

というのはこのためです。

これが、借金減額方法のメカニズムであり、過払い金返還、任意整理
や特定調停の借金問題解決の基本的な方向性でもあるわけです。

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