私が借金500万円を抱えた経緯-前編

2018年8月21日

管理人は、なぜ500万円もの借金を背負ってしまったのか?親の借金を背負わなければならなかったとか、騙されて保証人になってしまったとか、そういうことではありません。完全に私個人のっ不摂生からです。多重債務者になるもっとも多い理由、「収入以上の金遣い」ということです。

なにせ、学生に頃からキャッシングを利用していましたからね。

大学生の頃から借金

私が通っていた大学のすぐ近くに「学生ローン」なるものが数店ありました。結構、カンタンに貸してくれたんですよ。私は付属校上がりの学生で、高校からの友人もたくさん同じ大学に通っていました。 で、どこどこの学生ローンから借りたなんて話を聞くと、興味を持って話を聞いていたりしていたんです。

あの頃は、○井のカードを作りたての頃。 洋服にも興味があり、ちょうど、DCブランド全盛時代です。バイトでも月十数万円稼いでいましたが、車も持っていたし、遊びたい盛りなんですね。あ、時代はバブル終盤です。というより、真っ盛りといった方がいいですかね。

そこで、お金が足りなくなって学生ローンへ。 確か限度額は30万円だったと思いますが、3,4ヶ月で限度額行ってしまいました(苦笑)。
ちゃんと利息さえ納めていればOKという、まったく無知な当時の自分には夢(?)のようなシステムだったため、それに甘えて元本が殆ど減っていかない借金生活でした。

そこの経営者のおばさん(○○さん元気かな?)と仲良くなってしまい、
関係ない時でも出入りしていて、おばさんもそれを許してくれていました。

友人と一緒に弁当食べに行ったり、お茶飲みに行ったり、おばさんが買い物に出ている間に店番したり・・・自分が進みたい道があったため、通常の就職活動も消極的だった私を心配してくれたり・・・ずいぶんとアットホームな貸金業者だったわけですが、おばさんを困らせないよう、嫌われないように、最低限利息だけはしっかり支払っていました。

卒業と同時に学生ローンの借金は断ち切る

そんな関係が卒業近くまでの約2年強続き、卒業まであと数ヶ月というところで、15万程度残っていた債務を一括返済しました。おばさんとの交流は、卒業とほぼ同時に終わった形になりましたが、とにかく、学生の時点でショッピングローンとキャッシングローンを抱えていました。で、卒業の時点でキャッシングローンはなくなり、○井の20万程度の借金ありました。

社会人になって借金がかさむ

交差点で悩むサラリーマン

大学を卒業して、社会人になった私ですが、暫くは新たに借金をするということはありませんでした。借金癖が治ったということではなく、ただ鳴りを潜めていただけでした。別に、反省した、ということもありませんでしたしね。何で作ったのか忘れましたが、卒業して暫くして、○リコのカードも持っていました。
ただ、クレジットカードがほしかったとかではなく、何か買い物してその時に弾みで作ったようなものでした。今でもこのような何かのついでにカードを作らせるということをやっていますが、当時は今の比ではなくカードが作りやすかったんですよ。

で、2年くらいは持ち歩いていたわけではなく、机の奥底に眠っていたんですね。卒業して暫くは自宅だったこと、新人でもそこそこの給料がもらえた時代だったこと、丸井の枠が増えたこと、新しく作った銀行の口座カードにキャッシング機能が付いていたこともあり(枠は30万円。今でも維持しているカードです)、それ以外では新規のカードは作っていませんでした。

キャッシングカードを作っていた頃

偶然見つけたキャッシュディスペンサー利用をきっかけに・・・

そんなこんなである日、キャッシングもできるカードと知って持ち歩いていました。で、給料日が数日後に迫っていたある土曜日だったと思います。なぜか、どうしてもカーステレオをグレードアップしたくなり、キャッシングのカードことを思い出しました。

で、ちかくにあった○ートバックスへ向かい、そこに設置してあったCDへ。最初はね、迷いましたよ。 「大丈夫かな、こんなことして」って。でも、自分のカードの 限度額が50万円あることがわかって、瞬時に15万円 引き出してました。いや、「引き出した」って表現しましたが、まさにそんな感じでした。

多重債務者の方はこの気持ちわかって頂けると思いますが、限度額の分がすべて自分の貯金と勘違いしてしまうんです。これ、キャッシングディスペンサーの恐ろしさだと思うんですが、銀行口座残高から引き出しているって錯覚してしまうんです。

atmを操作する若い男

この感覚を覚えてしまってから、躊躇など全然なくなってしまいました。○井の方も相変わらず借金減りもせず増えもせずでしたが、このあたりからキャッシング額が増えていきました。そうなると、○井も○リコも限度額近くになって「貯金」が少しだけになってきます。同時に、車のローンも抱えていました。

この頃(26~7歳)になると、キャッシングで、約80万円、ショッピング10万円(○井のみ)車のローンで150万円ぐらいあったと思います。

実家でしたのでこの程度でしたら返済はできました。この時、目が覚めればよかったんですよね。車のローンはともかく、キャッシングは完済までに1年半もあれば十分だったでしょう。まだそういう状態だと認識できていませんでした。今思えば、私に人生でここはひとつの分岐点だったかもしれません。

でも私は、その道を真っ直ぐ進んでしまった、もしくは、進んではいけない道を無意識に選んでしまったんです・・・